おさるうるる日記 |
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最近読んだ本、是枝 裕和著『しかし…―ある福祉高級官僚 死への軌跡』。
水俣病訴訟を担当していた環境庁局長が突然、自殺した。自らの良心と、和解を拒否する国側の代表としての職責の板挟みの悲劇とされたが…。仕事に生き甲斐とロマンを見つけた人間が、組織で出世の階段を上ると何が待っているか…。力作ノンフィクション。(「BOOK」データベースより) やな世界です。どの世界でもそうだけど純粋な人は生きにくい世の中。 著者は映画『誰も知らない』の監督でもあります。 この本はテレビでドキュメンタリーとして放映された後に書かれたもののようです。 本当にこの国は「一生懸命やっている人がバカを見る」国になりつつあるなぁ。 この本が書かれた頃(15年くらい前かな)よりひどくなっているのは確かだ、と思う。 話しは変わりますが映画『どこに行くの?』。 昨日の夕刊にこの映画の話が載っていて映画『追悼のざわめき』の監督 松井良彦さんの新しい作品だそう。 『追悼のざわめき』は確かウン十年前、友達のAさんに誘われて観に行った記憶が…。 なんだか甘ずっぱくそのことを思い出し、この映画も観てみたい衝動に駆られています。 しかし、京都での上映は1週間だけ。う~む。
by marisin15
| 2008-05-28 10:32
| 読書
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